「星見オールスターズ設立への想い」
私たち星見オールスターズ(三重県桑名市星見ヶ丘で活動するミニバスケットボールチーム)は5年前にスタートし、今年で6年目に突入しました。
今日は、星見オールスターズの設立までのことを書かせて貰えたらと思います。
私たち家族は7年前に東京都府中市から桑名へ引越して来ました。
私たちには三人の娘(高2・中3・小5)がおります。
ご縁を頂き、長女、次女共に小1よりミニバスケットボールをやっておりました。
東京でお世話になっていたチームは市内でも1、2位を争う弱小チームでした(当時はです。監督さん、おかみさんごめんなさい)。
主催者の方は勝利絶対主義ではなく、いつも子供たちに寄り添って、そして何よりも子供たちとバスケをすることを楽しんでやってらっしゃいました。
どこを切り取っても子供たちへの愛が溢れていました。
ダブルスコアの試合なんてざら。
でも、キャプテンの女の子がシュートを決めると、保護者は大歓喜!応援ベンチは大盛り上がり。
楽しかったー!
戻れるなら、戻ってみたい瞬間トップ3に入ります。
そんなチームを夢見て、引越し前にはミニバスチームがあるところと思い、旦那の勤務地の立地も考え桑名に転居先を決めました。
でも、思うように行かないのが現実。
今日は正直に書かせてもらいます。
こちらで所属したチームの指導法はモラルハラスメント、パワハラスメントそのもの。
倫理も何もあったもんじゃない、まして子供たちへの愛なんてない。
東京でのチームとは真逆でした。
体育館の片隅で肩を振るわせて泣いている子たちを見ているのが辛くて、辛くて。
そして、こう言った状況を看過している大人に対しても「なぜ、どうしてなの」と言った強い疑問や怒りがありました。
その当時はチーム間の移籍は認められず、移籍出来ない、練習出来ない状況が続いていました。
三重が大嫌いだった。桑名も好きになれなった。
星見オールスターズは三重のミニバスの現状へのアンチテーゼです。
いや、全世界へ向けた子供の人権・尊厳を傷つける現状への挑戦状だ。
長女と次女のバスケを練習する場をと考えスタートしたのが星見オールスターズでした。
第1回目の練習はスター21。
ハーフコートしかない小さな体育館でした。
知り合いの保護者の方が声を掛けてくださって、10名ほどの子が来てくれました。感謝です。
初回に来てくれた当時小6の男の子は今は高校2年生、今も高校でバスケを続けてくれています。
本当にありがたく、嬉しいことです。
この6年は自問自答の繰り返し。
いつも心にあるのは、バスケがしたい、バスケが好きな子が安心、安全な中でバスケを思い切り楽しめること。
大人の顔色なんて気にせずに、思いっきりに!
もちろん、バスケが好きじゃなくてもいい。
思い切り身体を動かして、身体を動かすって楽しい!って感じてほしい。
私たちのチームはスポーツ少年団に加入しておりません。
そして、対外試合をしません。
それは対外試合をして保護者の負担が大きくなって、子供たちがバスケを出来ない状況を回避する為です。
また、家族旅行や他スポーツも推奨しています。
子供たちはさまざまな体験、スポーツをすることの方が良いに決まっているからです。
ですので、メンバーの中には週に1回だけ練習に参加する子、他のスポーツと掛け持ちしている子もいます。
自由って素晴らしい!
だって、人生に彩りと選択肢を与えれくれるから。
そして、子供たちには大人は自分たちを傷付ける存在ではなく、自分たちを守り、導いてくれる信頼たる存在だと知って欲しい。
また、共に練習する他の子たちは批判したり、傷付ける存在ではなく、自分の存在を無条件に認め受け入れる、心許しあえる「仲間」であると知って欲しい。
All children are shining Star
星見オールスターズ
すべての子供たちは光り輝く星である。
そう言った想い、願いを込めて名づけました。
「君たちは素晴らしい存在なんだ
ただ、そこに在るだけで
素晴らしい存在だからこそ
君たちはどこへだって行けるし、
何にだってなれる
さあ、描こう
自由に 心のままに
わくわくとした心のままに」